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24.髪を傷めないドライヤーの正しい使い方

ドライヤーの熱による髪のトラブル

人の髪は表面の温度が100℃以上になると、たんぱく変性(熱によってたんぱく質が硬くなる事。卵が熱で、ゆで卵になるのと同じ原理)を起こして傷んでしまいます。しかし一般的なドライヤーは、吹き出し口から2~3cmの位置で120~130℃にまで達します。つまり、ドライヤーの使い方を間違えれば、髪や頭皮を傷めるのは必至という事です。例えば薄毛や抜け毛の原因の1つは、ドライヤーの熱だと言われています。温風は頭皮を乾燥させてしまいますし、同じ場所に当て続けるとキューティクルを傷めてしまいます。頭皮にダメージを与ると、髪の正常な生え変わりのサイクルを阻害する結果になります。また、たんぱく変性を起こした髪はパーマがかかりにくく、カラーリングも思うようにできなくなります。ドライヤーは正しく使わないと髪の健康を害してしまうのです。

正しいドライヤーの使い方

とは言え、自然乾燥やタオルドライしかしないというのは良くありません。お風呂上がり、ドライヤーをかけずに濡れたまま過ごしていると髪がパサついたり、翌朝の寝ぐせがひどくなったり、サロンで入れたカラーやパーマが流れたりしてしまいます。なぜなら濡れた髪はキューティクルが開いた状態で、水分が抜け出しやすい状態だからです。また、髪を濡れたまま放置していると雑菌が繁殖し、抜け毛や白髪の原因にもなってしまいます。そうならないために、今回は正しいドライヤーのかけ方をご紹介します。

まず、ドライヤーをかける前にタオルでしっかり水分を拭き取ります。タオルの上から頭皮をマッサージするように、ゴシゴシ擦らず指の腹を使って優しく拭き取って下さい。タオルは吸水性の高い大判のものを選んで下さい。事前にタオルドライをしておけばドライヤーの時間を短縮できるので、熱による髪のダメージを抑えられます。水気を取り除いたらドライヤーのスイッチを入れます。モードが「強・弱・冷風」に分かれていると思いますが、最初は「強」で、ノズルを外した状態で根元から乾かしていきます。後頭部→側頭部→頭頂部の順に乾かす事で、毛先が収まりやすくなります。ドライヤーと髪は必ず10cm以上の距離を保って下さい。襟足・耳上を乾かす際は片方の手で髪を持ち上げ、空間を作って風通りを良くします。熱が一か所に集中しないよう、美容師がしているようにドライヤーを小刻みに振りながら温風を当てると良いでしょう。8割ほど乾いたら次はノズルを付け、モードを「弱」にして前髪を乾かします。斜め上からおでこを撫でるように風を当てて下さい。左右からもバランス良く当て、前髪の癖を直していきます。髪を乾かす上で最も重要なのは、髪全体が完全に乾き切る直前で止める事です。過剰に乾燥させるとパサつきや頭皮の乾燥に繋がります。最後は「冷風」に切り替え、根元から毛先へと風を当ててキューティクルを引き締めて下さい。そうする事で仕上がり後のツヤが良くなります。髪の長さにもよりますが、ドライヤーをかける時間の目安は15分以内です。

ドライヤーは手早く丁寧に

髪は毛髄質(メデュラ)、毛皮質(コルテックス)、毛小皮(キューティクル)の三層構造になっており、最も外側にあるキューティクルが髪の中心部を守っています。それが摩擦や紫外線などの外部刺激によって少しずつ剥がれ、コルテックスが完全に剥き出しになったのが、いわゆる「傷んだ髪」という状態です。一度剥がれたキューティクルは元に戻りません。ドライヤーの熱でもキューティクルは剥がれ落ちるため、なるべく手早く済ませる必要があるのです。ドライヤーの前にヘアオイルで髪を保護したり、静電気を抑えるドライヤーを使ったりするのも有効なので、ご自身の髪に合った方法を見つけて下さい。

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